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【サンパウロ22日=窪田淳】
社会混乱や政権移行に伴う政治的空白が続いたアルゼンチンで銀行取引が事実上マヒ、金融関係者の間で緊張が高まっている。同国中央銀行は24日も銀行を一斉に休業すると発表。こうした措置により、政府がデフォルト(債務不履行)を宣言される以前に民間企業の債務返済が滞る事態も指摘されている。
デラルア前大統領辞任から一夜明けた21日も国内の銀行は急きょ一斉に休業。首都ブエノスアイレスの外銀筋によると、各種海外送金が不可能になっているほか、これまで24時間可能だった銀行口座間での通貨ペソとドルの交換もストップした。
銀行休業日でも通常通り機能するはずの現金自動預け払い機(ATM)も一部で支払いができなくなっているという。「このままでは返すカネの有無にかかわらず、支払い停止に陥りかねない」(外銀関係者)との動揺が広がっている。