★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
金融庁は二十一日、金融機能早期健全化法に基づき、平成十一年三月末以降に公的資金注入を受けた銀行が提出した経営健全化計画について、今年九月中間決算時点の進ちょく状況をまとめた。資金注入した二十七行のうち大手十三行の大半で来年三月期の計画値達成が困難な見通しとなり金融庁は追加的なリストラ策を求める考えだ。
本業のもうけを示す業務純益は、各行とも計画達成が可能な見込み。しかし不良債権処理の加速や株価低迷を受けた多額の評価損で、当期利益は大幅に計画より下振れしている。
第一勧業、富士、日本興業のみずほフィナンシャルグループの三行、大和、あさひ、中央三井信託は九月中間期で赤字を計上。十一月末時点の三月期業績予想も住友信託、横浜を除き大幅な下方修正を行った。
地方銀行では足利、北陸の両行が、多額の当期損失で、国が保有する優先株への配当を無配とする見通しを表明した。
中小企業向け貸出残高も、みずほ三行とあおぞらを除き、今年三月末実績を割り込み、前年度より増額するとした計画の達成は微妙な状況となっている。