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アルゼンチンが発行した円建て国債(サムライ債)が、日本国内の個人投資家向けに計1915億円販売されていたことが明らかになった。高利回りが売り物の一部外国債は、国内投資家の間で人気を集めてきたが、同国が深刻な経済危機に陥っているだけに、債務不履行となったマイカル社債、元本割れした中期国債ファンド、マネー・マネジメント・ファンド(MMF)に続き、個人投資家が損失を被る恐れも出てきた。
同国円建て国債は、1996年から昨年まで4回にわたって発行され、国内証券各社を通じて主に個人投資家に販売された。来年12月以降、償還期を迎える。一投資家当たり平均200万円程度購入し、購入者数は10万人に上ると見られる。
大手格付け会社は、同国債を「投機的格付け」にあたるダブルBやシングルBなどに格付けしていたが、代わりに表面利率が4・85―5・4%と高く、国内個人投資家の買いを誘った。
しかし、経済危機が深刻化するにつれ、格付けは一段と悪化。10月には債務不履行の可能性が高いトリプルCやダブルCクラスに引き下げられた。債券価格も急落し、来年12月償還分の利回りは現在、年180%台まで急上昇している。
(12月22日03:06)