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小泉純一郎首相は20日夕、首相官邸で自民党の山崎 拓幹事長と会談した中で、金融機関に対する公的資金 再注入の必要性が現時点ではないことを確認したことを 明らかにした。「今投入する必要はない。しかし金融不安は起こさないような注意はしておかなければならない、ということを話した」という。将来の可能性については「金 融不安を起こさない、混乱は起こさない。そういう状況においては大胆かつ柔軟な対応をする」と述べた。
ペイオフ(定期預金などの払戻保証額を元本1000万円 とその利息までとする措置)の凍結解除を再延期しない方針を示したことにも触れ「予定通り」と述べた。2002年 度一般会計予算の財務省原案については「みるみる変わってきたでしょ。大方針の転換ですからね」と胸を張 り、「改革断行予算だ。その第一歩を大きく踏み出した」 と述べた。