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みずほインベスターズ証券・企業調査グループ次長・黒市義彦氏=日銀が一段の量的緩和に踏み切ったが、不良債権など構造的な問題を抱えており、市場に与える効果という点では疑問だ。ハイテク株の堅調は円安を手掛かりにしているものの、米国でモトローラやマイクロンが業績に厳しい見方を示すなど業績面からは楽観できない。信用リスクがさらに高まるようなら、日経平均は再度1万円を割り、9月安値に接近する場面も想定しておく必要がある。来年1〜2月は持合い解消や決算対策売りも出る。物色の柱は見当たらず、小型成長株やPBR(株価純資産倍率)の低い好実態銘柄を個別に選別する局面と考えている。