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自民党の麻生政調会長は、国債の新規発行額を年30兆円に抑えることにこだわり過ぎるべきではない、との 考えを示した。
自民党内で外国プレスと会見して述べたもの。
麻生会長は、30兆円枠について、「税収は下がる確率が高く、下がれば歳出が抑えられることとなり、不景気になっていく。今の景気 は財政によって支えられている。もうしばらくは財政出動の必要がある。30兆円の枠にこだわるのはいかがなものか」と述べた。
また、きょう発表された日銀短観で、企業の景況感が一層悪化したことについて、同会長は、「景気は一段と悪化しているという内閣府 の判断は正しいと思う。短観もそれと同じようなものだった。景気対策として、財政支出が抑えられているため、政府としては、より一層 の規制緩和と、税制が残された手段かという感じだ」と述べた。
一方、日銀に一段の金融緩和を求める声があることについて、同会長は、「民間金融機関に資金需要がないなか、金融を緩和して も、資金の回りが良くなる感じではない」と述べた。