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大手銀行が流通、建設、不動産の3業種向け貸し出しの圧縮を急いでいる。主要13行の貸出金残高は9月末で84兆6400億円と今年3月末に比べ3兆5100億円、4.0%減った。不良債権の新規発生に歯止めがかからないため、各行とも今期末にかけ3業種向け融資の選別を一段と強める方針で、過剰債務を抱えた企業の再編・淘汰(とうた)が加速しそうだ。
大手13行(安田信託銀は除く)の9月末時点の貸出残高(国内分)は全体で264兆1600億円となり、3月末比4兆4000億円、1.6%減少した。自己資本比率の低下をくい止めるため、各行は同比率算定の分母となる貸出資産の圧縮を進めているが、3業種向けの残高はこの2倍以上のペースで減った。
三和、東海、東洋信託3行のUFJグループでは9月末の3業種向け貸出残高が3月末から1兆円近く減り15兆7800億円となった。減少率は5.8%。三井住友銀行や三菱東京フィナンシャル・グループも4%台の減少となった。