★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
【ワシントン18日=吉次弘志】
破たんした米総合エネルギー大手のエンロンの監査を実施した会計監査法人アンダーセンの幹部が18日、米上院の公聴会で証言、「エンロンの関連会社の資金調達構造は監査後に大きく変化した」との見解を明らかにした。アンダーセンは監査の甘さを批判されているが、エンロン側に意図的な情報隠しがあったとの立場を示した。
上院商業科学運輸委員会の公聴会に出席したアンダーセンのマネージング・パートナー、アンドリュース氏によると、簿外債務膨張の原因となった特別目的会社は「エンロンが最初の監査の時点で示した情報」に基づけば連結対象外でもおかしくなく、監査後にエンロンと特別目的会社が資金取引で密接に関連していたことが判明、一部を連結対象に加えたという。
同氏は(1)エンロンのケネス・レイ会長らは「11月まで資金調達構造の変化に気づかなかった」と、アンダーセン側に明かした(2)アンダーセンはエンロンに特別目的会社を連結対象にすべきだと修正を申し入れた――などと説明した。