松井証券は18日、顧客からの預かり金の運用先からマネー・マネージメント・ファンド(MMF)を除外すると発表した。経営破たんした米エネルギー卸売り大手のエンロン債を組み込んだMMFが元本割れし、「預金並み」とされていた安全性が揺らいでいるため。同社は「元本割れの実績がある金融商品での資金運用は不適当」(元久存専務)と判断した。ネット証券最大手の松井がMMFでの運用を見直したことは、MMFの信頼回復を目指す証券界に波紋を広げそうだ。
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