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日銀は18、19の両日、政策委員会・金融政策決定会合を開き、長期国債の買い切り増額を含む追加金融緩和策を協議する。景気を下支えするため、金融市場の資金量を示す日銀当座預金残高の目標引き上げも検討する。信用リスク不安が強まり、企業の資金調達環境が厳しくなっている情勢を分析、コマーシャルペーパー(CP)や社債の買い入れ拡充策の必要性も討議する見通しだ。
日銀は現在、当座預金残高目標を「6兆円を上回る」水準に設定、金融市場に潤沢な資金を供給しているが、日本経済は景気悪化とデフレの悪循環に陥る懸念が根強い。資金需要が強まる年末に向けて、当座預金目標を引き上げ、潤沢に流動性を供給する姿勢を一段と鮮明にすべきだとの意見が日銀内で出ている。資金の円滑な供給のために、現在月間6000億円の長期国債買い切り額を増やすことも合わせて検討する。