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日興コーディアルグループ <8603> の山元高士副社長は、マネー・マネジメント・ファンド(MMF)の大量解約に伴うグループ本体の業績への影響について、「直接の収益減は10億円前後となるだろう」と述べた。ロイター通信のインタビューで述べたもの。
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日興のMMFは純資産残高が10分の1以下に減り、元本割れのまま追加設定ができない状態だが、このMMFを存続させるか否かについては、「難しい決断だ。現段階では、まだ存続させるかどうかは決めていない。状況を見極めながら決めてゆく」と述べた。
また、山元副社長は、「現在(当社に)求められているのは、迷惑をかけてしまった顧客に対して誠心誠意対応して、信頼回復に努めることだ」と述べた。個人の顧客に対しては、「MMFに代わるものとして、例えば、ETF(上場投資信託)や国債などを提供するなど、個々のニーズをつかんで、丁寧な対応に徹する」と述べた。さらに、「新たな商品の提供や開発などは、常に前向きに考えていく」という。
MMF解約に伴う資金流出が起きたことに加え、大型の起債案件も乏しかったため、グループ全体の業績については、「下半期もかなり厳しくなるだろう」との見通しを示した。2001年9月中間決算は、最終損益が141億円の赤字だったが、「赤字幅は拡大するだろう」と語った。
ただ、今後も固定費の削減などで経営の効率化を続け、「来年4月以降の黒字化を目指す」としている。