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12月13日付けPAXNet Newsによると、銀行は不良債権処理額にかなり大胆な額を示し“驚きの効果”を期待した。これは言うまでもなく市場を意識しているからにほかならない。今、金融庁の銀行に対する特別検査は確実に進んでいる。そして決算を控えた2002年2?3月には破たん処理の山場を迎える。では連日安値を更新する銀行の株価はいつ大底を形成するのだろうか。
●銀行株は来年大発会もしくは1月中までに底入れか
破たん処理の山場を迎える2002年2?3月には持ち合い解消売りも本格化すると見られている。このため早くから2、3月危機説が流れている。ヘッジファンドの投機的な売りに加え、信用取引のカラ売りも重なって銀行の株価は下げ止まらない。材料としては、柳沢金融担当相が「危機になれば公的資金を入れて日本の金融システムを守るのは当然だ」とこれまでの姿勢を軌道修正したことが挙げられる。また自民党の野中広務氏は「来週あたりから非常に大きな動きにならなければいいがと思う」と述べている。ここへきて銀行株の連日の安値を見ての発言であることは明白だ。
この二人の発言の意味するところは定かではないが、銀行株にとって調整も最終局面にあると見て良いのではないだろうか。
市場のテクニカル面からはどうか。月足で見ると、4大銀行グループは5月以降下落し始めてこの12月で8カ月目に入る。8?9カ月は経験的には1つの節目に当たる。遅くとも2002年1月中には底入れするのかどうか。
最後に中国で四千年の歴史をもつ実学とも言える「九星気学」で考えてみよう。金融を象意とする七赤金星がこの12月には2001年の八白土星の年盤の五黄土星という大殺気の上に座る。五黄土星は崩壊を意味し、銀行株の最悪、つまり底入れを示唆しているのである。年末大納会、年始大発会までに果たして底入れとなるのであろうか。
残り立会い日数は2002年大発会まで8日と2半日だ。
○URL
・「金融再生最前線」?A4メモが伝える不良債権処理額のカラクリ
http://www.paxnet.co.jp/news/datacenter/200112/13/20011213093022_63.shtml
・金融庁
http://www.fsa.go.jp/
[内藤新二]