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今春卒業予定で就職を希望する高校生の就職内定率(昨年11月末時点)が前年同期を5・5ポイント下回る63・4%にとどまり、1987年度の調査開始以来最低となったことが16日、厚生労働省の調査で分かった。1人当たりの求人数を示す求人倍率も0・98倍と、この時期として初めて1倍を割り込んだ。電機産業を中心とした製造業の人員削減で求人が大幅に減ったのが主な原因とみられる。厚労省は「就職活動が始まって2カ月経過しても求人が増えないのは異常な事態だ」と話しており、公共職業安定所が、未内定者全員を対象にした職業相談に乗り出すなど緊急対策を実施する。