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個人が外貨預金や外国株式・債券など外貨建て資産に投資する動きが加速している。2001年9月末の家計部門の外貨建て資産残高は、1年前に比べ29.2%増の10兆5800億円と過去最高を更新した。日本国内の低金利や株安など運用難を背景に、海外資産への投資意欲を強めている。外国為替市場では個人資金の海外流出が最近の円安・ドル高の一因との見方も出ている。
日銀が四半期ごとにまとめる資金循環統計によると、昨年9月末に個人が保有する外貨預金残高は前年同期比8.4%増の約4兆円。外国株式・債券や外貨建て投資信託などの資産残高は同46.5%増の6兆5000億円に拡大した。個人が外貨建て資産への投資を増やしている背景には、国内金利の急低下がある。銀行預金金利は現在、期間1年の定期預金で0.04%程度。これに対し1年定期の外貨預金は米ドルで0.5%、ユーロ建てでは1.5%以上の金利を設定する銀行が多い。日銀がゼロ金利政策を導入した直後の1999年4-6月期から個人の外貨建て資産の増加幅が拡大、99年3月末から2001年9月末までに84.2%増えた。