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米商務省が15日発表した昨年12月の米
小売売上高は、季節調整済みで前月比0・1%減の2951億800
万ドルとなり、2カ月連続で前月の水準を下回った。ガソリンの売上
高が価格低下で落ち込んだのが要因。昨年10月に大幅増を記録
した自動車販売は、反動による減少が続いた。変動が大きい自動
車を除く売上高も0・1%の減少で、米景気のけん引役である個人
消費の本格的な回復時期が依然不透明であることを示した。同時
に発表された2001年の通年の小売売上高(季節調整前)は、前
年比3・4%増の3兆5036億200万ドル。景気後退を反映し199
3年の現行の統計調査開始以来、最低の伸び率となった。
昨年12月の品目・業種別の売上高は、ガソリンスタンドが4・2%
減と前月に続き大幅に落ち込んだ。自動車・同部品は0・1%、スポ
ーツ用品3・3%の減少。衣料品は2・6%増、電気製品は2・0%増
と堅調な伸びを示した。11月の小売売上高は、当初発表の3・7%
減から3・0%減に修正された。