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【北京15日=浜本良一】
中国の中央銀行である中国人民銀行の戴相竜(たい・そうりゅう)行長総裁は15日、北京市内で記者会見し、日本の円安傾向について「日本だけでなくアジア経済に影響を与え、中国の為替相場に対する(切り下げ)圧力になっている。すでに日本政府の関係部門には我々の考え方を明確に伝達済みだ」として、日本側に対し、円相場の安定を保つよう求めていることを明らかにした。昨年12月からの円安局面について、中国の中央銀行行長が公式にコメントしたのは初めて。
戴行長は「日本の円は強い通貨でなければならない。今後も円安が続いてアジア各国の通貨が全面的に下がる事態を懸念している」と述べた。中国の人民元については、「人民元は安定している。目下の為替相場は比較的妥当だと判断している。ただし、中長期的には為替メカニズムはさらに完全を期すべきだ」として将来の切り下げには含みを残した。
(1月15日21:38)