投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 12 日 22:31:11:
京セラの完全子会社として会社更生法のもとで再建を進めている複写機メーカー、京セラミタ(旧三田工業、本社・大阪市)は12日、更生計画を7年以上繰り上げて来年4月1日に終了させる、と発表した。京セラからプリンター事業を譲り受け、プリンターと複写機の複合機開発を強化する。
98年8月に会社更生法の適用を大阪地裁に申請。債務総額約1799億円のうち約429億円を09年7月までの10年間で弁済する更生計画を策定し、既に159億円を返済した。
複写機とプリンターの融合機の開発競争が激化する中、両社は事業が別会社にまたがっているのは不利と判断。残る約270億円の弁済金を来年3月末までに一括返済して信用力を回復したうえで、京セラミタに両事業を統合することにした。京セラのプリンター事業部門の従業員約500人は京セラミタに出向する。
会見した京セラミタの関浩二社長は「02年3月期の両事業での売上高見込み1680億円を、06年3月期に3000億円に伸ばしたい」と説明。京セラの西口泰夫社長は「更生計画終了のために追加支援を検討したい」と話した。 【小林理】