投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 07 日 19:59:18:
東京証券取引所1部に上場する企業のうち、7日の終値が100円を割り込んだ銘柄が151社に 達した。東証1部に上場する1490社の1割を超える数だ。50円を下回る水準で株価が推移し ていた青木建設が6日に倒産した影響で、株価が安い「低位株」に売りが集中している。
東京株式市場全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)が、7日に比べて160ポイント以上 高かった8月1日時点では、100円割れは69社。4カ月余りで2倍以上に増えた。8月1日の10 0円割れ銘柄を業種別でみると、建設業は18社、機械5社、繊維10社、鉄鋼6社、電機0社、 卸売業1社だった。
一方、7日の100円割れ銘柄数は建設業(住宅含む)の28社を筆頭に、機械が18社、繊維が 17社、鉄鋼14社、電機9社、卸売業8社などとなっている。
100円を割り込んだ低位株のうち約4分の3の銘柄は7日も下落、47銘柄の株価が50円を下 回った。青木建設倒産の直撃で、建設業115社のうち、株価が50円未満の銘柄数は14社に のぼった。青木建設を除いても4銘柄が10円台という低水準だ。
低位株がさらに値を崩す一方で、同業種の上位銘柄が株価を上げるなど、企業間の優勝劣敗 が鮮明になっている。こうした動きを受け、市場には「これまでのように1社ずつ順番に倒産する のではなく、株価が極端に低い複数の会社がまとめて破たんすることもあり得るのではない か」(大手証券会社)と警戒する声が広がっている。(19:15)