投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 07 日 18:09:06:
日本総合研究所が7日発表した日銀短観(企業短期経済観測調査、12月調査)予測によると、全規模・全産業ベースの業況判断DI(「良い」と答えた企業割合から「悪い」と答えた企業割合を引いた数値)はマイナス47に悪化する見込みだ。日銀が実施した9月調査の実績値から11ポイント低下する。世界的な不況により製造業の業績が低迷を続けているほか、非製造業も個人消費低迷などの影響を受けて悪化。日本総研は「少なくとも2002年前半までは厳しい状況が続く公算が大きい」(調査部)と見ている。
業況判断DIを業種別にみると、製造業が全体でマイナス53と前回調査の実績値から10ポイント低下する。輸出と設備投資の減少などで業績が大きく悪化することを背景に、大企業が15ポイント減と落ち込むことが主な要因。非製造業は12ポイント減のマイナス43となる見通しだ。デフレ傾向が続いてるほか、個人消費の冷え込みが明確化。中小企業は過去最悪のマイナス48になると予測している。