投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 12 日 22:29:20:
日本興業銀行は12日、主要取引先企業(1903社)を対象に9月下旬に実施した01年度設備投資アンケートの調査結果をまとめた。全産業の01年度設備投資計画は12兆2737億円、前年度比0・4%増と、2年連続のプラスとなった。しかし同行は、米国同時テロなどの影響で、最終的には4%減と2年ぶりのマイナスに落ち込むと見込んでいる。
9月調査時点の設備投資は、収益悪化の一方で、中国との価格競争やデフレの価格低下に対抗するため省力化、効率化の投資を急ぐ企業も多く、前年度比でプラスを維持する見通しとなった。
しかし、調査後、企業の景況感は大幅に悪化。同行の一部聞き取り調査などの結果、投資意欲は減退している。下半期の投資抑制で01年度が最終的に4%減となった場合、93年度の5・6%減以来のマイナス幅となるという。