投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 07 日 11:34:26:
平沼経済産業相は、今の状況で行くと、来年度はマイナス成長にならざるを得ない、と述べた。
閣議後の会見で述べたもの。
平沼経済産業相は、7−9月期GDPについて、「非常に厳しいと受け止めている」と述べた。そのうえで、来年度成長率について、「今の状況で行くと、マイナスにならざるを得ない」との見通しを示した。
政府としては、改革先行プログラムや今年度第1次、第2次補正予算、来年度予算の着実な実行をしていくことに尽きる、と述べた。
農産物3品目に関する中国とのセーフガード(緊急輸入制限措置)問題に関して、平沼経済産業相は、7日午前中から局長級会合が開かれていることを明らかにした上で、「局長級会合の推移を見守りながら、いつでも閣僚級会合が開けるように調整している。来週早々にも閣僚級会合を開く方向で準備をしている」と述べた。
さらには、「閣僚級会合を開く以上、成果を上げることが前提だ」とし、12月21日の最終決着期限に向けて、解決できるよう努力する考えを示した。
商工中金など政府系金融機関の取り扱いについて、平沼経済産業相は、「現下の厳しい経済情勢の下、中小企業は苦労している。商工中金などを拠り所にし、頼りにしている。中長期で見ると別だが、今、ドラスティックなことは難しい」と述べ、石原行革担当相には、足元経済を見て、相談させて欲しい、との考えを伝えたことを明らかにした。