投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 21:44:01:
タイ中央銀行は6日、97年の通貨危機当時中央銀行総裁を務めていたロンチャイ・マラカノン氏を職務怠慢の罪で起訴することで検察当局と合意した。バーツ防衛に適切な措置を取らず1859億バーツ(約5200億円)の損害を与えた、としている。
通貨危機の責任追及は長年続けられ当時の蔵相や中銀副総裁の責任も問題にされたが、今月14日に迫った時効を前にロンチャイ元総裁だけが起訴されることになった。
ロンチャイ氏は96年7月から1年間総裁を務めた。その間、投機資金がタイから逃げ出しバーツが危機的な状況にあることを知りながら、漫然と市場介入と続け外貨準備を空にしたという。バーツのドル連動にこだわって適切な措置を取らなかったことが「職務怠慢」とされた。
「中銀や財務省と協議して行った。自分だけの責任にされるのは受け入れがたい」とロンチャイ氏は争う構えだ。(21:27)