投稿者 sanetomi 日時 2001 年 12 月 06 日 20:44:15:
国際通貨基金(IMF)が5日、巨額の公的債
務を抱え経済危機に直面しているアルゼンチンに対し、今月予定
する13億ドル(約1600億円)の融資承認を留保したことで、融資
受け入れの失敗によるデフォルト(債務不履行)懸念が急速に高ま
っている。IMFはアルゼンチン政府と協議を続ける方針を表明した
が、米国景気の後退期入りで世界経済は不透明感が増しており、
アルゼンチンの債務問題が年末にかけて最大の波乱要因になりそ
うだ。IMFが融資に踏み切れないのは財政赤字削減など経済改革
が未達成のため。デフォルト回避に向け、自国通貨ペソを切り下げ
て輸出競争力を確保する方法や、通貨に米ドルを採用し信用を高
める構想を検討中とも伝えられる。