投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 18:43:10:
(回答先: 青木建設破たんが金融に与える影響、直ちに大きな問題にはならない=財務次官[東京6日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 18:41:30)
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY終値と比べて強含み、124円後半で取引されている。市場関係者によると、午後に入り、三木日銀審議委員の発言や中堅ゼネコンの青木建設 <1886> 破たんの報道を受けて、ドル/円は急伸し、一時124.79円まで上昇した。しかし、オプション絡みのドル売りなどで上値を抑えられた後は、基本的に方向感のない取引になっている、という。
午前のドル/円は、ユーロ/円が110円を割り込んだのをきっかけに、124円を割れる展開となったが、123.75円で切り返し、124円手前でのもみあいとなった。
市場では、午後のドル/円について、「125円付近には輸出筋などのドル売りが控えているといわれており、その手前で上値が抑えられた後は、方向感のない取引になっている。青木建設の経営破たんなどがあり、海外勢はドル買い/円売りで入ってくると見ていたが、現段階ではそうした動きはないようだ」(信託)との指摘が聞かれた。
また、「きのう、一昨日と125、126、127円の2−3カ月のドルコールオプションを買う動きがみられた。124.80円近辺では、デルタヘッジが出ており、現在のところ124.78円で上値は止められている」(国内金融機関)との見方もあった。
午後のドル/円の上昇について、市場では、「日銀の三木審議委員の発言(札幌市で開かれた金融経済懇談会で、“財政出動と国債購入、為替介入と外債購入などポリシーミックスも念頭に置く必要がある”と発言)で、いったん強含み、青木建設 <1886> 報道を受け2段ロケットのごとく上昇した」(日興シティ信託銀行・業務開発部外為推進グループ次長の山中康司氏)との指摘が聞かれている。
今後の展開に関して市場では、「需給的に12月はドルの需要が強い。また、現在の市場のセンチメントは円売り材料に反応しやすい状況になっている。基本的には、年内に125円をトライするイメージだ」(信託)との見方が聞かれている。
午前のドル/円は、ユーロ/円が110円をブレークしたのをきっかけに、124円を割れる展開となったが、123.75円で切り返し、124円手前でのもみあいとなった。
一方、ユーロ/ドルは、0.8870ドル台で小動き。
また、午前に109.89円まで水準を下げたユーロ/円は、青木建設の破たん報道で強含んでおり、110円後半まで上昇している。