投稿者 kane 日時 2001 年 12 月 05 日 12:18:15:
この日とのホームページ、私はちょっと注意してみています。
渡辺喜美(自民党)
http://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/
大銀行が法定準備金を取り崩して配当の原資である剰余金にまわすような、タコ足配当制度を公然と認めているのは日本だけだ。先の通常国会で商法を改正し、「法的資金」を使えるようにしたのである。それでも危機は治まらない。不良債権・過剰債務の病状は益々深刻化している。
アリバイ作りで始めた問題企業の特別検査は、逆に風評リスクを高め、コントロール不能のリンチ殺人事件を起こしかねない危うさがある。私はかねて危機対応を民間任せにする司令塔の不在が、構造改革を構造破壊シナリオをしてしまう危険を説いてきた。デフレギャップが1割あるとしよう。暴力的に調整が進めば、1割の大企業が倒産し、2割から3割の中小企業が潰れ、失業者は1000万人を超えるであろう。
この大恐慌を回避するには、作戦本部としての産業再生委員会と、実行部隊である平成復興銀行の創設が必要なのだ。小泉総理は言った。「喜美君の論文は読んでいるよ」。なんと、渡辺ドクトリンは政府の中枢部でちゃんとマナ板に載せられているではないか。