投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 05 日 11:53:50:
金融庁と投資信託協会はMMF(マネー・マネージメント・ファンド)の運用と販売のルールを新たに導入する。米エンロン債による損失で元本割れが相次いだことを受け、安全性を高めるのが狙いで、組み入れる資産に格付けの規制を盛り込む。運用内容を詳しく開示するほか、資金移動が速い法人向け販売も規制する。早ければ年明けにも導入し、個人投資家の信頼回復を目指す。
週内に投信協会内に組織を設け、詳細の検討に入る。現在は共通の運用規制がなく、投信各社の判断に委ねられている。
運用面では、商品の安全性を高めるため、組み入れられる債券などを一定の格付けを取得したものに限定する。格付けの基準は一般に投資適格とされるものの最低水準より高くする方向だ。値動きが小さい短期金融商品による運用を徹底するため、組み入れ資産の満期までの期間も規制する。
販売面では、投資家向けの情報開示を充実させる。現在は投資家に報告書を年2回開示しているが、回数を増やしたり、投信会社がインターネットのホームページで開示したりすることも検討する。