投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 05 日 11:52:42:
自民党は5日午前、党本部で金融調査会と財務金融部会の合同会議を開き、大手行の2001年9月中間決算と不良債権処理状況について全国銀行協会や金融庁、財務省などから意見聴取した。林義郎・党金融調査会会長は終了後、記者団に「公的資金再注入の話はもちろん出た」と述べ、不良債権処理損失が膨らんだことに対する経営責任を求める意見が出たことを示した。林会長自身も「いろいろ問題があると認識している」と語り、再注入時には責任者を明確にする必要性に言及した。
出席議員からは「先送りしている間に状況は徐々に悪くなった」と指摘する意見の一方で「いたずらに公的資金を注入しても際限がない」と慎重な対応を求める発言もあった。不良債権処理損失額が1兆円に達する銀行が相次いだ現状について、抜本処理になるのか疑問を呈する意見や、資本注入行による法定準備金の取り崩しのもたらす意義を確認する発言も相次いだ。