投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 05 日 11:21:13:
カリフォルニア州サクラメント(ウォール・ストリート・ジャーナル)ニューヨークの破算裁判所に連邦破産法第11条の申請を行なった米エネルギー大手のエンロン(NYSE:ENE)は、カリフォルニア州に対して800−1200メガワットの電力供給ができない可能性があると伝えた。
このエンロンの通告時点でカリフォルニア州の電力供給量は、発電所の修理あるいは経済的理由から、すでに13000メガワットに落ち込んでいる。グレイ・デービス・カリフォルニア州知事のエネルギー担当主任アドバイザー、デビッド・フリーマン氏は深刻な事態であると語った。
州当局者によるとカリフォルニア州の例年この時期の一日当たり電力負荷は2万9000−3万2000メガワットと推定している。フリーマン氏はエンロンが配電できるかどうかは不明であるとし、また、仮にエンロンが配電できない場合でも、数十億ドル規模の電力供給契約を結んでいるため同州の電力備蓄によって電力の供給や配電問題は解決できる可能性はある。しかし、そうだからといってエンロン以外からの電力供給の保証はない、とも述べた。
カリフォルニア大学は、エンロンの同州における最大の顧客であり、結果として今回のエンロン問題で最っとも影響を受けることになる。