投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 04 日 20:52:23:
経営破たんした米エンロンの社債を組み入れた国内のMMF(マネー・マネジメント・ファンド)が相次いで元本割れしたのを受け、解約額は4日までに2兆円を大きく上回った。株式市場では同日、邦銀がエンロンに1000億円規模の融資していたことを材料に銀行株が値下がりするなど、波紋が広がっている。MMFは公社債を主体に安定的な運用を目指すのが特徴で、過去には二度しか元本割れしたことがないという。解約増加に、外資系金融機関からは「リスクに鈍感な日本人の元本保証信仰」(資産管理担当者)を指摘する声も上がった。このMMFは日興アセットマネジメント、UFJパートナーズ投信など4社が運用する5本。いずれもエンロンの社債などを運用していた。先月28日に計約3兆3000億円の残高があったが、エンロンの経営危機が表面化した直後から解約が相次ぎ、4日には8000億円前後に落ち込んだ。