投稿者 sanetomi 日時 2001 年 12 月 04 日 19:36:50:
年明けのユーロ紙幣流通開始を前に、東欧各地でマフィアがユーロの偽札づくりを急いでいる。欧州各国の警察は情報を入手し次第、直ちに現地の警察に照会しているが、取り締まりはほとんど機能していないのが実情という。
マフィアによる東欧での偽札づくりは、これまでもドイツ・マルクを中心にユーゴスラビアなどで盛んに行われてきた。
ユーロは一回刷れば、マルクや英ポンドに比べ通用する範囲が格段に広く、高額紙幣もあるため偽札づくりの魅力は増す。一気に一四五億枚の紙幣が投入される流通開始当初は、市民も本物と偽物の区別が付きにくいため、偽札も来年一月に一挙に市場に放出されるのではないかと危惧されている。
最近になって、セルビアやアルバニアのマフィアに加え、ロシア・マフィアがルーマニアやブルガリアを拠点にして偽札の印刷を始めたとの情報が出回っている。偽札の大量投入先としてイタリアとギリシャが挙がっているという。