投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 03 日 22:16:02:
週明け3日の東京株式市場では、朝方にかけて米エネルギー卸売り最大手エンロンが破産したことなどを嫌気され株価は、ほぼ全面安となるなかで特に、大手銀行株の下げ幅が目立つ形となった。
大手銀行各行の終値は、みずほホールディングス <8305> が前日比1万9000円(-6.13%)安の終値29万1000円、三菱東京フィナンシャル・グループ <8306> が前日比5000円(-0.59%)安の終値83万8000円、UFJホールディングス <8307> が前日比4万円(-9.83%)安の終値36万7000円、三井住友銀行 <8318> が前日比33円(-4.93%)安の終値637円、大和銀行 <8319> が前日比4円(-3.85%)安の終値100円、あさひ銀行 <8322> が前日比1円(-1.03%)安の終値96円と特にUFJが10%近い大幅安で年初来最安値も更新するなど株価の下落ぶりが特に目立つ形となっている。
UFJに関しては3日、東海銀行の取引先である箕面観光開発が倒産したことにより同社向け債権170億5700万円が回収不能となる恐れがあると発表したことが嫌気されものと見られている。UFJでは必要な貸倒引当金処理を行っており、同社の倒産が決算に与える影響はない、としているが、年末にかけて企業の資金需要が高まる時期も近づいてきており今後、さらに企業破綻が増えるのではないか、といった見方も強まってきていることが持ち合い解消売り圧力とも相まって銀行株の先安感につながっているようだ。