投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 12 日 16:36:38:
小泉首相は、今月末に、道路公団民営化論に対する結論を出す考えを示した。
衆院予算委員会で岡田委員(民主党)の質問に答えたもの。
”民営化の議論の前に、現行の整備計画をどうするのか、残った整備計画の採算見直しのなかで凍結するものもあるのではないか”と質したの
に対し、小泉首相は、「民営化できないと言っていた人も、民営化はやむを得ないと言っている。世の中はだんだん変わっている。しかし、民営
化はさせるが、今までの計画は全部実施すると、形だけの民営化の案もある」と現在の議論を披露したうえで、「今月末には、私の結論を出す。
専門家ではないので、独断専行を廃止する努力はするが、大筋の方向として、いかに税金の無駄をなくすかこの観点から、検討している」と述
べた。
”凍結するものはないのか、明確な返答を”との重ねての質問に対して、小泉首相は、「転換期に、これまでの計画を維持することはあり得な
い。見直す」と繰り返した。
特殊法人改革について政府は、「道路4公団、都市基盤整備公団、住宅金融公庫、石油公団の廃止、分割・民営化などについては、他の法人
に先駆けて結論を得ることとし、年内に閣議決定する」方針を改革工程表に盛り込んでいるが、その前段階として、11月末に首相の方針を示す
考えを明らかにした。