投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 01 日 17:43:04:
大手銀行各行が発表した2001年9月中間決算によると、建設、流通、不動産の3業種に対する不良債権残高(銀行法によるリスク管理債権ベース)は大手15行合計で11兆4300億円と、今年3月末比で20.3%増加した。公共事業の削減、物価や地価の下落を背景に今後も取引先の収益改善は厳しく、各行は貸倒引当金を増額する。
3業種向けの残高は不良債権全体の約6割を占める。3業種には不良債権には分類されないものの、経営不振が続くゼネコン、スーパーなどの大口貸出先も多く、その処理は銀行経営の大きな課題になっている。