投稿者 sanetomi 日時 2001 年 12 月 01 日 09:28:41:
エンロン債組み入れで4社のマネー・マネージメント・ファンド(MMF)が元本割れとなったことで、国内のMMF全体の資産残高が30日時点で10月末に比べて5兆円近く減少したことが明らかになった。安全性が高いとされた商品性に警戒感が広がったためだ。またエンロン債を組み入れたUFJパートナーズ投信の溝渕雅也社長は来年6月の任期満了を待たず、辞任する。元本割れ問題は経営責任にも波及する情勢だ。
元本割れを起こした日興アセットマネジメントなど4社のMMFには解約や顧客からの問い合わせが続いた。UFJパートナーズは大量の解約に備えて、前日までに組み入れた債券をほとんど売却し、現金や譲渡性預金など値動きの小さい資産に切り替えており、「追加損失はほとんど発生しない」と説明する。11月29日に基準価格が9827円(元本は1万円)になった日興MMFは、30日に9552円まで下がった。