投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 12 日 16:23:43:
週明けの株式市場は、安値圏でのもみ合いとなっている。依然として買い材料に乏しい相場が続いており、積極的な売買が手控えられている。金融庁の特別検査を控え、銀行の抱える不良債権処理額の増加が懸念されており、金融システム不安がくすぶる状況となっている。JASDAQ市場への資金流入が細るなど、市場心理の悪化は新興市場にまで至っているようだ。市場参加者が減少するなか、年金と観測される資金が下値を支える格好となっている。午前の平均株価の終値は、前週末比27.40円高の1万243.11円(出来高概算2億9000万株)。
米ゴールドマン・サックスとの提携観測が一部で報じられたあさひ銀<8322>は、買い戻しが先行して100円台を回復している。また、3日ぶりに年初来安値を割り込んだ三菱東京FG<8306>も買い戻しの動きから値を戻している。日航<9201>は日本エア<9203>との経営統合観測報道が好感されて堅調な値動きを見せている。一方、NTT<9432>はさえない値動きが続いており、50万円処から下放れる格好となった。