投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 29 日 03:22:40:
公正取引委員会は28日、今年度上半期の独占禁止法違反行為の処理状況をまとめた。主に顧客を集めるために、原価を著しく下回る価格で販売する「不当廉売」に対する注意件数が、前年度同期から4倍近くに増えた。製品別では酒類が9割以上を占めた。公取委は背景に販売免許の規制緩和や不況を背景とした競争の激化があるとみている。
上半期の不当廉売の注意件数は1406件で、すでに前年度全体の件数を362件上回った。1406件のうち酒類販売に対する注意が1342件で、ガソリンなどの石油製品が45件あった。
不当廉売の注意は97年度には217件にとどまっていたが、年々大幅に増加している。