投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 28 日 17:12:57:
日本生命保険は28日、2001年度上半期(4―9月)の業績報告を発表した。契約者に支払いを約束した保険金額である保有契約高(個人保険・個人年金保険ベース)は310兆5819億円で、前年同期に比べて3.3%減少。保険金支払い能力を示すソルベンシーマージン(支払い余力)比率は株価低迷の影響から636.7%と前年同期比で約170ポイント低下した。
上期の保有契約高のうち、生保の販売力を示す新規契約残高は11兆124億円で、前年同期11.4%の大幅減。「新契約の増加は経営の最重要課題なので、今後も新契約の確保に努力していきたい」(石橋三洋副社長)という。解約・失効率は3.87%で0.02ポイント改善したが、保有契約高の減少につながった。加入時に契約者に約束した利回り(予定利率)に実際の運用利回りが届かない「逆ざや額」は「決算処理ではなく、配当率も決まっていないことから算出できない」と回答を拒否。ただ、通期の見通しについては約3200億円だった2000年度に比べて横ばいとした。