投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 12 日 11:24:18:
小泉首相は、新規国債発行30兆円枠にこだわらず景気に配慮すべきだとの声があることについて、デフレスパイラルや大きな世界経済危機になれば、柔軟な措置をとる、との認識を示した。
衆院予算委員会で谷口隆義委員(公明党)の質問に答えたもの。
国債をもっと増発して景気対策を求める声があることについて、小泉首相は、「副作用もある」と述べた。
そのうえで、小泉首相は、「もしも、デフレスパイラルや、大きな世界経済危機が起きるようなことがあれば、今までのひとつの規範に拘らず、柔軟な態勢をとる必要もあるかと思う。しかし、いまだに、そのような世界的な恐慌の状況にはない。そういう状況になったら、大胆な対策がとれるような体制をとっているので、そういう時期がこないように、細心の対策を今回の補正予算でもとっていきたい」と述べた。
世界同時不況のなかでの日本の役割について、「景気回復の主導をとってもらいたいとの期待はわかる」としながらも、オイルショック後に日本が貢献できたのは財政事情が今日ほど厳しい情勢ではなかったからだと説明した。