投稿者 柘植行人 日時 2001 年 11 月 28 日 06:11:02:
(回答先: マイカルの支援先イオンに、会社更生法で再建へ(日経新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 22 日 21:28:58)
会社更生法を申請したマイカルが、民事再生手続き中に日本政策投資銀行や外資系ノンバンクから借りた240億円のつなぎ融資の一括返済を検討していることが27日明らかになった。支援企業がイオンに決まり、返済資金を含む運転資金はイオンの協力を受けて、メーンバンクの第一勧業銀行の支援を仰ぐ見通しで、資金繰りは安定に向かうことになる。
マイカルは、会社更生法を予定していた一勧の意向に反し、山下幸三前社長らが民事再生法適用を申請。メーン行の資金協力がないまま再建を目指す異例の事態となり、綱渡りの資金繰りを余儀なくされた。
10月19日に日本政策投資銀行から100億円の融資枠の設定を受け、うち40億円の融資を受けた。同26日には米系ノンバンクの日本ジーエムエーシー・コマーシャル・モーゲージから200億円の融資を受けた。
22日の会社更生法申請後、マイカルは信用力のあるイオンの仲介で取引先との関係を正常化させつつある。民事再生手続き中に新たに抱えたつなぎ融資の処理など資金繰りの安定化にめどをつけ、東京地裁から更生手続きの開始決定を早期に得られる態勢を整える方針だ。 【マイカル取材班】
イオンは27日、マイカルの事業管財人代理として榎本恵一監査役ら3人の派遣を内定した。東京地裁がマイカルの会社更生手続き開始を決めれば、正式に決定する。事業管財人には岡田元也社長が就く見通しだが、榎本氏らは管財人代理として更生計画案作成など実務を主導する。
榎本氏は97年に会社更生法の適用を申請し、イオンが支援したヤオハン・ジャパンの再建で手腕を発揮した。更生計画認可後に、新生マイカルの社長に就く見通し。(2001-11-28-03:01)