投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 27 日 22:40:39:
大手14行の9月中間期末の株式など有価証券の含み損が総額3兆1760億円に達することが27日、毎日新聞の集計で分かった。今年3月末時点では8827億円の含み益で、半年間で4兆円余りの資産が失われた。中間期から導入された時価会計では含み損の6割を剰余金(資本の一部)から差し引かねばならず、体力消耗の大きな要因となった。
9月末の東証株価指数(TOPIX)は3月末より約20%低い1023・42ポイント。3〜5割以上時価が下がった株式の減損処理をしても、3兆円を大きく超える含み損を抱えた。
UFJとみずほフィナンシャルグループは再編に伴う合併差益で含み損を一掃し、あさひ、中央三井も下期で処理し不足分は剰余金を取り崩す。三井住友は9月時の株価で推移した場合、約3500億円が剰余金から引かれ、剰余金が600億円程しか残らないため、法定準備金のうち資本金を超える約6000億円を剰余金に振り替え、株価下落リスクに備える。【江南護】