投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 27 日 21:23:07:
(回答先: 新潟鉄工所が会社更生法、負債総額2270億円〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 27 日 21:05:12)
総合重機メーカー中堅の新潟鉄工所(本社・東京都)は27日夕、東京地裁に会社更生法を申請し、受理されたと発表した。主力事業の一つで、工場建設や設備構築などにあたるエンジニアリング部門が不振で、資金繰りに息詰まった。負債総額は2270億円。帝国データバンクによると、製造業では98年8月の三田工業(負債額2056億円)以来の大型倒産となる。
同社の01年3月期(単体)の売上高は1145億円で、4年前の6割まで落ち込み、当期利損は3年連続で赤字が続いていた。有利子負債も1288億円と売上高を上回っていた。従業員は2338人。
エンジニアリング業界は、長引く不況で顧客企業が設備投資を抑制しているうえ、米国やアジア景気が勢いを失い、事業規模の縮小を余儀なくされており、競争も激しさを増していた。
特に石油精製、石油化学のプラント受注が落ち込んだ。また、期待していた医薬品の製造設備も新規参入者が相次ぎ、過当競争で陥って利益を上げられなかった。力を入れた新交通システムでも当面、大規模案件が見あたらず行き場を失っていた。
00年3月期に400億円の特別損失を計上し、不採算事業を一括して処理するなど財務体質の改善に取り組んだが、株価の低迷で資産価値が減少し、株の売却金額が予想を下回っていた。(20:13)