投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 26 日 19:59:13:
金融庁は26日午後、福岡シティ銀行・九州銀行・和歌山銀行の第二地銀3行が今年3月の資本増強申請を承認したと発表した。銀行に対して金融健全化法に基づき実施するのは最後。各行への注入額は、福岡シティ銀が700億円、九州銀が300億円、和歌山銀が120億円。注入時期は、福岡シティ銀と和歌山銀が来年1月。4月に親和銀と持ち株会社による経営統合する九州銀が来年3月。
3行とも、優先株への転換権が付いた永久劣後債を国が引き受ける形で資本注入を受ける。直接優先株を引き受けない理由として金融庁は「3行とも不良債権や有価証券の含み損の抜本処理を今期実施することから、優先株への配当が見込めないため」と説明。劣後債は来期中に優先株へ転換する計画という。自己資本への算入制限のある劣後債での注入であるため、2002年3月期末時点の各行の自己資本比率は、単体ベースで福岡シティ銀が4.59%、九州銀が5.33%、和歌山銀が6.66%にとどまる。優先株への転換後となる2003年3月期末には、それぞれ8.06%、8.25%、8.62%へ上昇する。