投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 26 日 18:06:46:
三井住友銀行が26日発表した2001年9月中間決算は、連結最終利益が前年同期比68.1%減の341億円となった。株価下落に伴っての減損処理額と不良債権処理額が膨らんだため。2002年3月期通期では、不良債権処理損失が1兆円にのぼることなどから連結最終損益は1500億円の赤字に転落する見通し。持ち合い株の解消については、合併時に旧さくら銀行の含み損分を合併差益で処理したことを強調したうえで、「上期は内部計画を下回ったのは確かだが、下期にいくらとは言えない」(奥正之専務)と慎重に処分を進める姿勢を示した。
9月中間期は、ドル金利低下や海外現地法人が好調だったことなどから国際業務粗利益が改善、人員削減や店舗統合で人件費、物件費の削減も進めたことなどから一般貸倒引当金繰り入れ前の業務純益は5158億円と前年同期比1453億円増加した。貸し倒れ償却費用(不良債権処理損失)の3054億円に加え、株式減損処理額が689億円にのぼったため、連結経常利益は68.9%減少、店舗処理損など特別損失も加わり中間最終利益は68.1%減少した。