投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 24 日 14:45:38:
東京三菱銀行と三菱信託銀行を傘下に持つ三菱東京フィナンシャル・グループの2002年3月期連結決算の税引き後利益が200億円程度の黒字となり、4大銀行グループでは唯一、黒字を確保する見通しとなった。26日に発表する。
三菱東京グループは、9月中間連結決算では、4170億円の株式評価損を計上する結果、税引き後利益が約700億円の赤字になる見込みだ。
また、不況の深刻化で不良債権処理額も増加する見通しだ。
ただ、2000年度に他行に先駆けて資産に対する自己査定を厳しくし、貸出先の破たんなどに備える貸し倒れ引当金を大幅に積み増していた。このため、今年度通期の不良債権処理額は5000億―6000億円の範囲にとどまり、本業のもうけである業務純益と1200億円以上ある保有債券の売却益などでカバーできる見込みとなった。
大手行は、金融庁の特別検査の開始を背景に、不良債権処理額の大幅積み増しや、多額の株式評価損の計上などを迫られる結果、2002年3月期は軒並み赤字に陥る見通しとなっている。
(11月24日14:32)