投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 24 日 11:38:53:
情報サービス大手のCSKは、パソコン雑誌などを出版する子会社、アスキーの株式をアスキー側に譲渡して経営権を放棄し、アスキーの親会社として投資会社のユニゾン・キャピタル(東京都千代田区)に引き受けてもらう方針を固めた。アスキーは事業多角化の失敗と出版不況が響き、債務超過に陥っているうえ、CSKのオーナーだった故大川功氏の死去により、支援者を失っていた。CSKに見切りをつけられた形だ。
CSKはアスキー株を51.8%保有する筆頭株主だが、今年度内をめどに全保有株式をアスキーに譲渡。アスキーはこの株式を消却し、新たに第三者割当増資を実施し、ユニゾン・キャピタルが引き受ける。
アスキーの今年9月中間決算によると、雑誌と書籍の返品率の増大と広告収入の落ち込みにより、主力の出版事業が前年同期に比べ16%下落。当期損益は26億円の赤字となり、9月末時点で76億円の債務超過になっていた。CSKはアスキーの経営を立て直すため、CSKグループのセガとの事業統合なども検討したが、セガ側の反発が強く実現しなかった模様だ。(10:44)