投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 24 日 11:28:44:
第一勧業、富士、日本興業の3行でつくるみずほフィナンシャルグループは、来年4月の組織再編に伴う首脳人事を固めた。持ち株会社のみずほホールディングスは、第一勧銀頭取を兼務する杉田力之社長(59)が退任し、富士銀行の前田晃伸副頭取(56)が昇格する見通し。持ち株会社の会長を兼ね、杉田氏とともに最高経営責任者(CEO)を務める山本恵朗富士銀頭取、西村正雄興銀頭取も退任する。
みずほグループは、持ち株傘下の現在の3行を2行に再編する。個人・中小企業取引の「みずほ銀行」頭取には第一勧銀の工藤正副頭取(58)、大企業取引が中心の「みずほコーポレート銀行」の頭取には興銀前常務の斎藤宏・みずほホールディングス常務執行役員(57)が就く見通しだ。
みずほは、02年3月期決算で、不良債権の処理を前倒しするため、数千億円の大幅な最終赤字を計上する。山本氏が社長に就任する案もあったが、赤字決算を考慮したほか、大幅な若返りで人心の一新を図る。
また、みずほは、06年3月末までに社員7400人を削減(99年3月末比)する計画をさらに上積みし、1万人規模を削減するリストラを進める。 【江南護】
前田晃伸氏(まえだ・てるのぶ)68年東大卒、富士銀行入行。取締役総合企画部長、常務などをへて01年6月から副頭取。大分県出身。
[毎日新聞11月24日] ( 2001-11-24-11:03 )