投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 23 日 17:42:43:
金融機関が破たんした際の預金保護を一定額までとするペイオフが来年4月に解禁されるのを前に、信用金庫と信用組合の破たん処理申請が相次いでいる。10月から続く週末の破たん申請は、22日の関西西宮信用金庫(神戸市)など6週連続で、信金が7件、信組が10件に達した。景気低迷や、株価下落で財務内容の苦しい信金・信組は多く、今後も整理の動きは加速しそうだ。「来年4月は健全な金融機関ばかり」(柳沢伯夫金融担当相)。金融庁はペイオフ解禁後、預金者の不安心理による預金流出や取り付け騒ぎが起きないよう、財務内容の悪化が懸念される金融機関への対応を急いでいる。まず自主再建を促し、それが難しい場合は整理の決断を迫っている。繰り返される「週末破たん」は、ペイオフ解禁後を想定した「予行演習」との見方もある。次の営業日まで土、日曜日を挟み混乱を避けやすく、受け皿探しの調整も可能なためだ。