投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 23 日 17:34:46:
三和、東海、東洋信託3行のUFJグループとメリルリンチ日本証券は22日、UFJの不良債権処理に関して提携することで合意した。UFJは年度内にも、借り手企業ごとに会社分割などの対応策を助言する新会社を設立。メリルは新会社に人材を派遣し、M&A(企業の合併・買収)のノウハウなども提供する。2兆9000億円にのぼる「要管理先」以下の不良債権を効率的に処理する狙い。
新会社はメリルから企業再生などの専門知識を持つ人員を一定数受け入れる。当初はUFJの100%子会社とするが、メリルが出資する可能性もある。日本で不良債権処理ビジネス拡大を目指すメリルと資産健全化を急ぐUFJの狙いが一致した。新会社の資本金や人員規模は調整中。新会社は不良債権を再建可能な貸出先(再生対象)、直接償却など最終処理を進める貸出先(回収対象)に分け、具体的な処理策をUFJに助言する。「再生対象」ならば、不採算部門を切り離して採算のとれる事業を残す会社分割などが選択肢となる。