投稿者 sanetomi 日時 2001 年 11 月 23 日 00:33:50:
回答先: <UFJ>期末の普通株配当を見送り 大手銀行株で初〔毎日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 22 日 22:47:28:
UFJグループ3行は、2001年9月中間期の不良債権処理額が2309億9800万円になったと発表した。
また、2001年9月中間期の再生法に基づく不良債権は2兆8891億円となった。
発表によると、2001年9月末の有価証券評価損は3行合計で5479億3600万円、2002年3月末の連結自己資本比率は10%前後となる見
込み。三和銀行が存続会社となるUFJ銀行とUFJ信託の2002年3月末の不良債権処理見込み額は1兆3000億円で、これに、東海銀行分を加
えた3行では、2兆円の不良債権処理を行う予定、としている。
2001年9月中間期の不良債権処理額は、東海銀行が795億4600万円、三和銀行が1390億4800万円、東洋信託が銀行勘定・信託勘定
合計で429億9000万円となった。
発表によると、3行合計で下期に6000億円の待ち合い株式売却を計画。配当は優先株には行うものの、普通配当は無配とするとした。
同グループが期初に見積もった今期の不良債権処理額は約3000億円だったが、今回、新たに拡大した背景は「マイカルの破たんや米テロによ
り景気が急速に悪化した。債務者企業が市場リスクにさらされる前に大口債権を中心として処理を進めることにしたため」(小笠原社長)という。要
注意先債権の一般貸し引きの引き当て率はほとんど上がっていないが、個別企業を1社づつ判定して引当処理をした、と説明した。増加分の約1
兆7000億円の引当金のうち、与信100億円超の企業に対するものが約半分、残りはそれ以下だという。
一方、同グループが最大の融資先となっているダイエー<8263>グループの債権は、2兆円の積み増しの対象に入っておらず、小笠原社長は「ダ
イエーはフェニックスプランの最中だが、ほぼ計画通りに動いている。(三井住友銀行<8318>と富士銀行を含めた)4行の支援体制も堅く、再建をし
っかり見守っていきたい」と語った。
不良債権処理に要する時間は、金融庁の不良債権処理のタイムスケジュールに則って「既存は3年、新規は2年」として、「2003年度中に不良
債権処理にめどをつける」(小笠原社長)とした。
資本の有効活用策として、法定準備金の利用も表明。合併差益がUFJ銀行で最大1兆4000億円、UFJ−HDとしては1兆8000億円生まれ、
それぞれ資本準備金に振り替えた上で、不良債権処理の原資などに当てるという。
経営責任について、小笠原社長は「筋道がついた段階で経営責任を取りたい」としたものの、次期については「具体的には言えない」と述べるに
留まった。
また、公的資金の必要性については「必要ない」と明言した。