投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 22 日 20:26:48:
NTT(持ち株会社)が22日発表した01年9月中間連結決算は、固定電話のNTT東日本、西日本の業績悪化に加え、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)両社の海外投資での特別損失で、当期損益が前年同期比4371億円減の2618億円の赤字に転落した。02年3月期連結決算は、NTT東西の大規模リストラ費用も加え、当期損益は3310億円の赤字となる見通しだ。
海外投資では、NTTコムが00年に買収した米ネット企業ベリオで4980億円、ドコモが出資する携帯電話会社KPNモバイル(オランダ)で2627億円など計7624億円の特別損失を計上。3月連結決算見通しでは、NTT東西から新設子会社への大幅異動費用も加わり、特別損失は9440億円に膨らむ。
NTT東西もマイラインによる値下げなどで減収減益となり、当期(最終)損益も、前年同期で黒字だったNTT東も156億円の赤字となる。
NTTは、業績悪化の責任を明確にするため、持ち株、NTTコム、NTT東西の4社の役員の月額報酬(12〜3月)を減額する。減額幅は最大20%で、持ち株の宮津純一郎社長、鈴木正誠・NTTコム社長、井上秀一・NTT東社長、浅田和男・NTT西社長らトップは20%。NTTコムは減額期間を延長する可能性もある。【尾村洋介】